
今日も給食センターのクリーニング

ここのセンターが一番大きくて、換気扇が10台でした!
その他エアコンのフィルターやら天井の換気扇やら
さて、今日は重大項目を発見!
取り外した大型のファンですが、ふと見るとコードが溶けていました

コンセントのカバーも溶けていて熱のしわざですね
10台のうちの一つですがなぜこれだけ?製品が不良品だった?
最初はそう思いましたが職員さんと話していると原因がわかりました!
物事には必ず原因があるのです

厨房機器の上にこの換気扇はあったのですが、この厨房機器からは排気熱が
出ていることがわかり、どうやらこの熱に耐え切れなくなった模様です
排気熱が何度位なのかわかりませんが単純に排気熱で溶けたわけではなくて
モーターの温度上昇により過電流が流れた?のかな
つまりこうなると設計ミス(排気ダクトのすぐ上に換気扇がある)であり
単純にコードや換気扇を交換してもまた再発します(最悪火災の可能性も!)
職員さんに説明してあげたところすぐに電気屋さん設備屋さん町の担当者さん
がやってきて確認してゆきました(なかなか対応が早かった!感心!)
モーターは使えそうらしいのでコード交換になると思いますが、問題は
根本原因をどうするかですね!
こちらの対応はクリーニングして外して置いたままにして、換気扇が付いていた
ダクトは目貼りして塞いでおきました
これから先はお任せしま~す
なんども言いますが物事には必ず原因があります!
その原因には①発生原因②流出原因の2種類が考えられます
①発生原因とは、その問題が起きた根本の(真の)原因
よく問題(製品の不良であったり不祥事であったり)が起きると
謝罪し「厳重に注意の上再発防止に努めます」とのコメントが出されますが
これでは必ず再発します!
根本の原因は何だったのかを追求しない限りその原因の対策はとれません
製造業では「なぜなぜ分析」と言ってそれはなぜ?を5回繰り返してゆき
真の原因にたどり着く手法があります(5回以上の場合もあり)
換気扇の例ですと
1. コードが溶けた それはなぜ?
2. コードが熱を持ったから それはなぜ?
3. コードに過電流がながれたから それはなぜ?
4. モーターが加熱したから それはなぜ?
5. 厨房機器の排気熱が当たったから それはなぜ?
6. 厨房機器の排気ダクトと換気扇の距離が近いから
こんな感じです
もっと突き詰めると設計ミスまで及びますが考え方として参考ください
②流出原因とは発生原因に対しそれに気付かなかった(止められなかった)
原因
問題が起きるのはある意味やむおえない事、世の中に完璧はまずない
なので問題が起きてもそれがどこかで必ず発見・検出される仕組みが必要
換気扇の例ですと「過電流によりブレーカーが落ちる」「定期点検をする」
「定期清掃をする」とかが考えられます
一番いいのはハード対策で物理的にストップがかかることです
人によるチェックも大事ですが人は過ちをおかすものですからね
そんなこんなで、この二つの原因が突き止められてかつ、おのおのの対策が
取られてはじめて「再発が防げる」に至ります
この考え方は日常の色々なシーンで当てはまるので覚えておいて損は無いでしょう
福島原発の件、中国の高速列車の件も同じです
複合的にさまざまな原因が絡み合っているので容易ではないですが突き詰
めれば必ず真の原因が見えてくるはずです
その時に始めて次のステップに行けるわけです
それが出来ない限り(しない限り)本来先に進んではいけないのです
あ、長くなっちゃった・・・(汗)