原発再稼働要請どうとらえる?

海江田経済産業相が18日「原発の再稼働要請」を打ち出したが根拠は
「安全が確保できたから」というもの
ただそれは今回の福島原発の事例を最低限カバーしただけであって本当の
意味での「安全」については検証されていまい

水素が天井に溜まるから穴をあけただの非常用電源を高台に待機させただのは
よいけれど、そもそも漏れること自体変だし、トラックに乗せた電源装置だって
トラックが通る道路が崩壊したらたどり着けないのだし、想像力が乏しいうえに
あまりにも国民をなめていないか
とにかく「運転再開させるのが第一目標」「再稼働ありき」な電力会社と政府
国民感覚とのズレはどうにかならないものか

確かに電力は不足するでしょう、未体験の夏がやってくるでしょう
経済に及ぼす影響もあるでしょう、その中で何を最優先するのか
端的にいえば「命」と「お金」の天秤ばかり
重たい方に傾かないなんておかしいよ・・・河島英五さんの唄が蘇ります

賛否両論があるのも事実
たとえば森永卓郎さんは非難覚悟で再稼働をうったえています
 http://www.news-postseven.com/archives/20110404_16422.html

ですが、もう一度おさらいで小出裕章さんの話を聞いてみてください
これでも原発を続けていいものか
1時間46分とちょっと長いですが最後まで聴き通してみてください

小出さんの研究分野は原子核物理学、もともと原子力の素晴らしい可能性に
惹かれてこの分野の研究に入ったそうですが、原子力発電が抱える矛盾に
自らたどり着いた答えをもとに現在は原発反対を叫んでいます
その矛盾とは「安全と言いつつ原子力とは都会では引き受けられないリスクを
持っている。したがって、電力消費地に近い都会では建設が困難なためこうした
リスクを過疎の街に押し付けようとしている」

橋本知事も逆説的に「原子力の恩恵を受けるなら大阪に原発を建てリスクを
かかえるしかない」とも言っていますし、何よりみんな電気は必要だが原発は
自分のとこではいやだと思ってるのですからね

もう一度書きますが「命」と「お金」の天秤
どちらに傾くのが自然なのでしょうか





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